バルセロナのFWリオネル・メッシ(左)アトレティコ・マドリーのDFフィリペ・ルイス(右)【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーに所属するブラジル代表DFフィリペ・ルイスが、バルセロナとの一戦を前に心境を語った。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
現在リーグ2位のアトレティコは4日、アウェイで首位のバルセロナとの直接対決に挑む。バルセロナは無敗をキープしているものの、意外にも勝ち点差は5と迫っており、この試合の勝敗が優勝争いに直結する可能性もある。
既にバルセロナとの試合を何度もこなしているF・ルイスにとっても、ホームのバルセロナを相手にすることは容易ではないようだ。同選手は「一度も勝ったことがないこと」をバルセロナの本拠地カンプ・ノウでの思い出の一つとして挙げた。
「カンプ・ノウはプレーするには最も難しいところかもしれない。近年はすごく勝利に近づいていると思うんだけど…」
また、左サイドバックを務めるF・ルイスは、何度も対峙してきた相手のエースFWリオネル・メッシに大きな敬意を払っている。
「間違いなく近年のバルセロナはメッシだ。彼がいなければすごく苦しむだろう。なぜなら彼は注意のチームをタイトル争いに導くだけの力を持っているからね。ピッチにいるだけで、相手は彼を止めるために2人の選手を消費しなければならない」
今季、メッシは主に中央でのプレー機会が増えている。今回の対戦では、これまでのように何度も対峙することはないと予想するF・ルイスだが、それは一方でチーム全体への負担を意味している。
「サイドに張ってプレーするメッシは確かにサイドバックにとって恐ろしいこと。でも今のメッシはどこにでもいて、チーム全体を苦しめる。ゴールにより近くて、両サイドを見ている。1対1、裏取り、ライン間でのプレーができるんだ…。彼を止めるのは難しいよ」
今季リーグ23得点をマークするなど絶好調のメッシは、間違いなくアトレティコ戦のキーマンとなる。そのメッシを良く知るF・ルイスとの攻防には、注目が集まりそうだ。
【了】