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主将・酒井高徳は…? 「HSVにはリーダーがいない」と元主将が指摘

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
ハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】

 ハンブルガーSVで長く活躍した元オランダ代表のMFラファエル・ファン・デル・ファールトが、古巣の現状を嘆いている。ドイツメディア『シュポルト1』で語った。

 日本代表DFの酒井高徳がキャプテンマークを巻くハンブルガーSVは、クラブ史上初の降格が現実味を帯びてきている。ブンデスリーガでは11試合白星がなく、最下位ケルンと同勝ち点の17位という状況だ。

 ファン・デル・ファールトは「状況はひどい」と認めた上で、クラブ史上初の降格を恐れているかと問われると「イエス」と返答。「24試合で勝ち点17は悪いとしか言えない」とした。

 それでも、「もちろん希望は持っている」とファン・デル・ファールト。「可能性があるうちは信じなければいけない。今を乗り越えなければいけないね」と話している。

 不振の原因を問われたファン・デル・ファールトは「ピッチ上のリーダーがいないことだ」と答えた。「以前はハイコ・ヴェスターマンやマルセル・ヤンセン、それに僕なんかもいた。ひどいプレーがあっても、プレッシャーに対処してチームメートは本来のパフォーマンスを取り戻すことができたね」と、過去と比較している。

 1月にマルクス・ギスドル前監督を解任したあとベルント・ホラーバッハ監督を招へいしたハンブルガーSVは、今も酒井高徳がキャプテンマークを巻いている。チームの信頼は厚そうだが、ファン・デル・ファールトには不十分に映っているのかもしれない。

【了】

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