アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーはこの1月から2月にかけて5人の選手を放出し、トップチームに残る選手はわずか19人となった。スペイン紙『アス』などが伝えている。
アトレティコは1月はじめにFWルシアーノ・ビエットをバレンシアへレンタルし、月末にはMFアウグスト・フェルナンデスが中国の北京人和へ移籍した。だが、欧州の移籍市場が閉じる1月末を過ぎても選手の流出は止まらなかった。
2月26日には、MFヤニック・フェレイラ・カラスコとMFニコラス・ガイタンの2人が中国の大連一方へ移籍することが発表された。ディエゴ・シメオネ監督は、中国の移籍市場が欧州より1ヶ月長く開いていることに不満を述べていたが、主力の流出を止めることはできなかった。
さらに27日には、GKミゲル・アンヘル・モジャがレアル・ソシエダへ移籍することも決定。これはソシエダのGKヘロニモ・ルジの負傷により、移籍市場期間外の特例補強が認められたことによるものだ。
これにより、アトレティコのトップチームに残った選手はGK2人、フィールドプレーヤー17人の合計わずか19人となった。試合のベンチ入り人数より1人多いだけという薄い選手層だ。リーガエスパニョーラでは首位バルセロナを7ポイント差で追い、ヨーロッパリーグでもベスト16に残っているアトレティコだが、今後負傷者が出てしまえばメンバー構成は非常に苦しくなってくるかもしれない。
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