再建を目指すイタリア代表の正式な新監督候補は、現時点で3人に絞られているようだ。イタリアサッカー協会の副コミッショナーを務めるアレッサンドロ・コスタクルタ氏による発言をイタリア『ANSA通信』などが伝えている。

　イタリア代表は昨年11月、スウェーデン代表とのプレーオフに敗れ、ロシア・ワールドカップ予選でまさかの敗退。解任されたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督に代わり、来月の国際親善試合ではルイジ・ディ・ビアージョ監督代行が暫定的にチームの指揮を執る。

　その後は本格的なチーム再建を任せるべく、改めて正式な監督を任命することになる。イタリア国内外のクラブなどで実績豊富な数人のイタリア人指揮官が候補に挙げられてきたが、コスタクルタ氏によれば、現チェルシー監督のアントニオ・コンテ氏と現ゼニト・サンクトペテルブルク監督のロベルト・マンチーニ氏、およびディ・ビアージョ氏の3人が現時点での候補のようだ。

「6月までには新監督を任命したいと思う。コンテ、マンチーニ、ディ・ビアージョ？　それが（新監督候補の）名前だ。これらの名前から外れることはない」とコスタクルタ氏は発言している。

　前日には「個人的な見解として、コンテがベストだと思う」とも話していたコスタクルタ氏だが、必ずしもコンテ監督で決まるとは限らないともコメント。「誰よりもコンテの方が良いと言ったわけではない。ただ、彼はすでに代表で仕事をしたことがあり、適切な条件を備えていると言っただけだ」と自身の発言の意図について説明を加えている。

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