現地時間27日にリーガエスパニョーラ第26節が行われ、レアル・マドリーがエスパニョールに0-1で敗れた。
決勝点が生まれたのは後半アディショナルタイムの93分だった。エスパニョールのFWジェラール・モレーノがセルヒオ・ガルシアのクロスに右足で合わせて今季11ゴール目を奪い、チームを勝利に導いた。
G・モレーノは今月4日のバルセロナ戦でもゴールを挙げ、エスパニョールの1-1ドローに貢献していた。つまり、今季のリーグ戦でマドリーとバルセロナの両方からゴールを奪ったことになる。
だが、実は今季同じ記録を達成している選手がG・モレーノの他に2人いる。
1人はリーグ戦ですでに14ゴールを挙げている21歳のウルグアイ代表FWマキシ・ゴメスだ。開幕から3試合連続ゴールを達成するなどセルタで大ブレイク中の本格派ストライカーは、第14節のバルセロナ戦で1ゴール1アシストの活躍で2-2のドローに導くと、第18節のマドリー戦でも1ゴールを挙げて2-2のドローに貢献した。
もう1人は、昇格組ジローナのMFポルトゥである。攻撃的MFを本職としながら、今季は25試合に出場して10得点を達成。7位と躍進するチームを力強くけん引している。
そんなポルトゥは今季初ゴールこそ第7節のセルタ戦と遅かったが、第10節のマドリー戦で1ゴールを挙げて2-1の大金星に貢献すると、1-6で敗れはしたものの先週末の第25節バルセロナ戦で貴重な先制ゴールを奪って見せた。
また、昇格組の大黒柱たる25歳のアタッカーはバレンシアやアトレティコ・マドリーといった上位陣からもゴールを奪っており、勝負強さが光る。現在も2試合連続得点中だ。
シーズンまたぎでヘタフェの柴崎岳がマドリーとバルセロナの両チームからゴールを奪ったことが話題になった。しかし、スペイン国内には1シーズンの中で同じことを成し遂げる選手が今季だけで3人もいるのである。今季はまだ3分の1ほど試合が残されているため、その人数はもっと増えていくかもしれない。
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