大連一方へ移籍するヤニック・フェレイラ・カラスコ【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーから中国スーパーリーグの大連一方に移籍することが決まった24歳のベルギー代表MFヤニック・フェレイラ・カラスコが、移籍を決断した理由について語った。26日にスペイン紙『マルカ』が報じている。
カラスコはアトレティコで背番号10を背負っていた主力選手。今季は公式戦28試合に出場し4得点7アシストを記録していた。24歳という若さに加え、ロシアワールドカップを4ヶ月後に控える状況で中国行きを決めたことに疑問の声が上がっている。
そんな中、カラスコは「中国スーパーリーグはとても活況を呈している。労働条件は優れているし、新しいインフラストラクチャーは近代的だ。選手やファンにとって良い環境が揃っている。プレーのレベルも毎年向上しているよ。とても幸せに感じているし、大連一方に合流してチームメイトに会うのが待ち遠しい」と、中国サッカーの印象、移籍理由について語った。
続けて「フッキ、エセキエル・ラベッシ、ファビオ・カペッロ、そして僕の友人であるアクセル・ヴィツェルと共に、僕はサッカーに熱心な国でサッカーの発展に貢献することになるだろう。サッカーだけでなく、この国のプロジェクトは自分自身が成長する機会を与えてくれている。欧州から離れたと言ってワールドカップへの希望が減るわけではない。ベルギー代表の監督に向けて必要な努力をする」と、本大会出場を諦めていないことも明かしている。
そして、アトレティコに対しては「僕の家族とマドリードで時間を共有してくれた全ての人々、クラブ、ファン、監督に感謝の気持ちを伝えたい。それらは忘れられない思い出となるだろう。スペインとアトレティコは、常に僕の心の中にあり続ける」と感謝の言葉を述べている。
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