アンデルレヒトの森岡亮太【写真:Getty Images】
ベルギー1部リーグ第28節の試合が現地時間25日に行われ、アンデルレヒトがムスクロンに5-3の勝利を収めた。アンデルレヒトのMF森岡亮太はフル出場し、移籍後初ゴールを含む2ゴールを記録する活躍を見せた。
冬の移籍市場で国内の超名門クラブであるアンデルレヒトに加入した森岡は、ここまで新天地で苦しい戦いを強いられており、前節はスタメン落ちを味わっていた。だが先発復帰を果たしたムスクロン戦では大いに躍動し、チームの6試合ぶり勝利に貢献した。
26分にはゴール前至近距離でクロスを受けて先制点を記録。前半終了間際には追加点となるPKを獲得した。4-0までリードを広げたアンデルレヒトはその後1点差にまで詰め寄られる目まぐるしい展開となったが、後半アディショナルタイムには相手GKの飛び出しミスでこぼれたボールを森岡が無人のゴールへ蹴り込んで勝利を決定づけた。
『MSN』ベルギー版は、森岡の試合後のコメントを伝えている。「ここ数週間はチームとして何もできず勝てていなかったので、この結果はすごく嬉しく思います。良い気分です」と勝利を喜んだ。
4点差から追い上げられた展開については、「何とも言いにくいですが、ムスクロンの1点目を決められてから難しい試合になりました。こういう状況では自分たちに自信を持って、もっと集中する必要があります」と話している。
1月まで所属して活躍していたワースラント=べフェレンとは、「戦術が違う」と森岡。「べフェレンでは監督から、アシストやゴールなどたくさんチャンスを作るよう求められていました。ここではチャンスを作れる選手が何人もいるので、監督からは今日のようにもっとゴールに向かうよう要求されています。違いますが、適応でき始めています」と自身の新たな役割について述べた。
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