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C大阪のユン・ジョンファン監督、J開幕戦ドロー悔やむ「先制点の重要性を再認識した」

text by 編集部 photo by Getty Images

ユン・ジョンファン
セレッソ大阪のユン・ジョンファン監督【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグの第1節が25日に行われ、ホームのセレッソ大阪は横浜F・マリノスと1-1で引き分けた。

 昨季は公式戦で4度対戦して4勝。C大阪にとっての横浜FMは相性の良い相手だったが、新監督を迎えて大きく変貌したチームと相対し「選手たちが戸惑う部分は確かにありました」と、ユン・ジョンファン監督は語った。

「相手が前からプレスをしてきてラインも高かったので前半は苦しんだ。我々のミスが多く、早い時間帯に失点してしまった」

 C大阪を二冠に導いた指揮官は、前半の17分に奪われたゴールを悔やんだ。ボールを支配されて押し込まれていたが、後半は積極的な攻撃で押し返す。そして終盤の86分、柿谷曜一朗がC大阪に値千金の同点ゴールをもたらした。

 ユン・ジョンファン監督は「ミスが減ってからまた我々の雰囲気に持ってくることができた」と、後半の巻き返しに胸を張る。ただ「今日の試合は本当に多くのチャンスを作れたが、そこで決め切れなかったのが引き分けた理由だと思う。こういった試合を簡単にするためには、しっかりと決定機をモノにしないといけないと再確認した」と述べる。

 そして「もちろん選手もわかっていると思う。先制点の重要性を改めて認識させられた試合になった。今年は質を向上させようと話しているが、もう少し努力していく必要がある」と、選手たちに発破をかけた。

 すでにAFCチャンピオンズリーグなどで公式戦3試合をこなしているうえ、チームの骨格は昨季と変わっていないため組織の完成度は高い。そこからクオリティを高め、チャンスを確実に得点に結びつけられるようになれば“鬼に金棒”。リーグ戦は引き分けスタートとなったが、昨季国内二冠のC大阪は悲願のJリーグ制覇に向けて重要な一歩を踏んだ。

【了】

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