ジュビロ磐田の名波浩監督【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ開幕戦が25日に行われ、ジュビロ磐田は川崎フロンターレに0-3で敗れた。
リーグ王者との対戦に際し、磐田は無失点の時間をなるべく長くしようと考えていた。また、名波浩監督が言うように、仮に失点したとしても1点であれば「4バックに変えて攻撃的に、前がかりに行ける」というプランでもあった。
しかし24分、中村憲剛に「ビューティフル」(名波監督)なゴールを決められると43分、45分にも立て続けに失点し、0-3とリードを広げられた。
後半開始から4バックに変え、松本昌也、田口泰士、上原力也を次々にピッチへ送り出す。名波監督は「前向きなシーンが増えた」と評価した。だが、相手ゴールへ迫ったものの得点は奪えず、完封負けを喫した。「相手も中盤でミスが増えてきてちょっとイラついている時間帯、あそこで1点取れていればより攻撃的になれたと思うし、もう少しフィニッシュの回数が増えたんじゃないか」と、指揮官は悔やんだ。
昨季6位と躍進し、最少失点も達成した磐田。だが、2018シーズンの船出は厳しい結果となった。途中出場の選手がアグレッシブにプレーしたのは収穫で、開幕戦で出た反省点を改善し、次節に臨みたいところだ。
(取材・文:青木務)
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