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横浜FM新監督、初戦は痛恨ドローも前向き。新スタイル披露し「いい内容あった」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

アンジェ・ポステコグルー
横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:田中伸弥】

 明治安田生命J1リーグの第1節が25日に行われ、横浜F・マリノスはセレッソ大阪と1-1で引き分けた。

 アンジェ・ポステコグルー新監督にとって初のJリーグ公式戦を勝利で飾れなかった。17分に山中亮輔のミドルシュートで横浜FMが先制するも、終盤の86分にミスがらみで柿谷曜一朗にゴールを許してしまった。

 試合後、記者会見に臨んだ横浜FMのポステコグルー監督は「長い時間リードしていて3ポイントを獲れなかったことは残念に思う」と、ドローでの船出を悔やんだ。

 一方で「非常に難しい試合になることは想定していた」中でも、「部分的にいい内容もあった」とポジティブな収穫も持ち帰る。特に前半は昨季2つのタイトルを獲り、横浜FMから見れば4度対戦して全敗していた相手をパスで押し込み、プレースタイルの変化と成長を見せつけていた。

 ハーフタイムには「セカンドボールへの反応を早く」「自信を持って繋いでいこう」と、ポステコグルー監督は前半よりもピッチ上の支配を強めるための指示を出して選手たちを送り出した。しかし最終盤にかけて相手の勢いに押されて同点ゴールを奪われるなど、後半のゲームコントロールにはまだ課題が残る。

 それでもC大阪がAFCチャンピオンズリーグやFUJI XEROX SUPER CUP 2018で公式戦を3試合消化しているのに対し、横浜FMは25日の試合がシーズン初の公式戦。前半のパフォーマンスを見れば、チーム全体で取り組む新スタイルの浸透と進歩は順調に進んでいると言えるだろう。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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