フラメンゴのヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】
レアル・マドリーへの移籍が内定しているフラメンゴの“ネイマール2世”ことFWヴィニシウス・ジュニオールは、デビューからこれまでの成績で、そのネイマールらを上回っているという。ブラジル『グローボエスポルチ』が伝えた。
現在17歳のヴィニシウスは、16歳だった昨年5月にマドリーへの獲得合意が発表された。国際サッカー連盟(FIFA)の規定により、正式に移籍が成立するのは同選手が18歳の誕生日を迎える今年7月となる。
報道によれば、ヴィニシウスの移籍金は4500万ユーロ(約59億円)にも達するという。合意発表時点で、まだフラメンゴでデビューしたばかりだった16歳の選手に対する移籍金としては異例の高額だ。
だがヴィニシウスは、その期待に応える活躍を見せてきたことが数字に表れている。これまでプロ選手としてプレーした時間はまだ1380分だが、すでに8ゴールを記録しており、これは現ブラジル代表のスター選手たちを上回るものとなっている。
ネイマールや、マンチェスター・シティのFWガブリエウ・ジェズスは、いずれもデビューから同程度プレーした時点でヴィニシウスより少ない7得点だった。バルセロナのMFフィリッペ・コウチーニョは、ストライカーではないとはいえ、デビューから3000分で5得点だったとして比較対象にされている。
だが一方で、決定的なゴールは少ないとして懐疑的な見方もあるようだ。ヴィニシウスの8得点のうち試合結果を変える影響を持った得点は2点しかなく、ネイマールは7得点中4点、ジェズスは7得点全てがチームに勝利や引き分けをもたらすゴールだったという。
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