徳島ヴォルティスの選手たち【写真:Getty Images】
22日、J2の徳島ヴォルティスは、21日に亡くなった俳優の大杉漣さんへの記帳所を設置することを発表した。
徳島はクラブのサポーターとしても知られる大杉漣さんの訃報を受け、公式サイトで「昨日、俳優の大杉漣さんが急性心不全のためご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメント。続けてクラブ側から大杉漣さんに向けての感謝の言葉が掲載されている。
「大杉漣さんにはクラブの前身である大塚製薬サッカー部時代から、地元のクラブである徳島ヴォルティスに熱い想いを寄せて応援していただいておりましたことに深く感謝申し上げます。昨シーズンのFC岐阜戦では、初めてピッチレベルで両チーム・主審に花束を贈呈いただきました。この日もお仕事ではなくオフを利用してスタジアムにお越しいただき「サポーターを代表して」とおっしゃっていたお姿に徳島ヴォルティス、そしてサッカーへの愛を感じるところでありました。今シーズンへの期待もしていただいており、これからも共に歩みを進めることが出来ると思っておりました。俳優としてのご活躍やサッカーを楽しまれているところでの突然のことに、本当に驚いております。ご家族のお悲しみは、計り知れないものとお察しします。また我々をはじめ徳島ヴォルティスに関わる人々、そしてサッカーを愛する人々も深い悲しみに襲われています」
また、最後に徳島は「謹んで哀悼の意を捧げるとともに、大杉漣さんの徳島ヴォルティスへの熱い気持ちを胸に、今週末に開幕する2018シーズンを徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さんと一丸となって戦い、シーズン終了後には良いご報告が出来るように全力を尽くす所存です。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。」と強い気持ちで開幕戦に臨むことを誓っている。記帳所は、今月25日にホームで開催予定の明治安田生命J2リーグ第1節のファジアーノ岡山戦で設置される予定で、時間や場所については、現段階では未定となっている。
【了】