チェルシーのアンドレアス・クリステンセン【写真:Getty Images】
現地時間20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、チェルシー対バルセロナ戦は1-1のドローに終わった。チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、失点に繋がるミスを犯したDFアンドレアス・クリステンセンを擁護している。
ホームのチェルシーは62分にウィリアンのゴールで先制。バルサの強力攻撃陣を完封しての勝利も可能かに見えたが、75分にひとつのミスから手痛いアウェイゴールを許してしまった。
クリステンセンが自陣左サイドから中央に向けて中途半端なパスを送ってしまい、チェルシーの選手は誰もこれに触れず。ボールを奪ったアンドレス・イニエスタがそのままエリア内へ侵入し、リオネル・メッシのゴールに繋がるラストパスを送った。
クリステンセンに対しては、致命的なミスを犯したとして厳しい批判も向けられている。だがコンテ監督は若きデンマーク代表を責めようとはしなかった。試合後の会見でのコメントを英『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
「ひとつのミスが高くついてしまったと思う。こういう相手に対してミスは許されない」と話すコンテ監督だが、クリステンセンについては「今夜最高の選手の一人だったと思う。彼のパフォーマンスには非常に満足している」と称賛。「まだ21歳の選手だが、こういう試合であれほど落ち着いて堂々とプレーできるのは素晴らしいことだ」と評した。
追いつかれてのドローという結果には「残念だった」としながらも、「この試合は我々にとって大きな自信に繋がるはずだ。2ndレグに向けて、突破の行方はまだ分からない」とポジティブな姿勢を見せている。
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