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川崎F、敵地韓国で敗れて2連敗。J1王者のACLグループ突破に早くも黄信号

text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ
川崎フロンターレ、アウェイで蔚山現代に敗戦【写真:Getty Images】

【蔚山現代 2-1 川崎フロンターレ AFCチャンピオンズリーグ第2節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節の試合が20日に行われ、川崎フロンターレはアウェイで韓国の蔚山現代と対戦した。

 J1王者としてアジアの舞台に臨んだ川崎Fだが、中国の上海上港をホームに迎えた初戦は0-1の黒星発進。アウェイとはいえ勝ち点を持って帰らなければ、グループ突破は早くも危うくなり始めてしまう。

 蔚山は今季サガン鳥栖から加入したFW豊田陽平が先発に名を連ねる。その豊田が右からのクロスに飛び込むなどの形で川崎Fのゴールを脅かす場面も。一方の川崎Fは29分、エリア手前右寄りの位置から家長が左足で放ったシュートが惜しくも左ポストを叩いてゴールならず。

 両チームともに先制のチャンスはあったが、先手を取ったのはホームの蔚山。42分、川崎Fのペナルティエリア内で奪ったボールをオルシッチが落とし、エリア手前へ走り込んだチョン・ジェヨンが右足での正確なシュートをゴール左隅に送り込んだ。

 反撃に転じようとした川崎Fだが、66分には非常に痛い2点目を奪われてしまう。ゴール前に抜け出したファン・イルスのシュートは辛うじて阻んだが、蔚山はボールを失わず波状攻撃を仕掛け、最後はオルシッチのパスを受けたイ・ヨンジェがエリア手前から左足の強烈なシュートを突き刺した。

 85分には交代出場の知念が左サイドの登里からのクロスにダイビングヘッドで飛び込んで1点を返し、川崎Fが望みを繋ぐ。ラストプレーのCKではGKチョン・ソンリョンも上がって同点ゴールを狙ったが及ばず、無念の2連敗となった。

 蔚山は1勝1分の勝ち点4でグループ暫定首位。上海上港とオーストラリアのメルボルン・ビクトリーも同居する厳しいグループで、川崎Fは非常に苦しい状況に追い込まれている。

【得点者】
42分 1-0 チョン・ジェヨン(蔚山)
66分 2-0 イ・ヨンジェ(蔚山)
85分 2-1 知念慶(川崎F)

【了】

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