9人の選手にレッドカード【写真:Getty Images】
現地時間18日に行われたブラジル・バイア州選手権第6節のヴィトーリア対バイア戦は、両チーム合わせて9人の退場者を出して途中で打ち切られるという大荒れの一戦となった。ブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。
同州選手権で最多の優勝回数を誇るバイアと優勝回数2位のヴィトーリアによるライバル対決は、FWデニウソンのゴールで34分にホームのヴィトーリアが先制したあと、50分にMFヴィニシウスがPKを決めてバイアが同点。だがバイアの選手たちが相手サポーターの前で挑発的なダンスをするなどのパフォーマンスを見せたことで、両チームの選手が入り乱れての乱闘に発展した。
この騒動の中で、バイアの選手3人とヴィトーリアの選手2人にレッドカードが出された。その後も混乱は収まらず、59分には昨季J1の川崎フロンターレでプレーしていたヴィトーリアのMFハイネルも退場。バイアもさらに1人退場者を出した。
77分にはヴィトーリアの4人目の選手にレッドカードが提示される。その後のリスタートを巡って判定に不満を表した選手がボールをピッチ外へ蹴り出し、チーム5人目の退場者となった。
ルールにより、試合を行うには最低7人の選手が必要だとされている。ヴィトーリアが5人の退場者を出して残り6人となったことで、10分あまりを残して試合は中止が決定された。規定によれば、試合結果は3-0でバイアの勝利という扱いになることが見込まれている。
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