レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、マドリーを率いる仕事は「非常に疲れる」ものだとして、いつかは終わりの時が来るものだと認めている。スペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えた。
ジダン監督は2016年1月に就任して以来2年間で、チャンピオンズリーグ(CL)での大会史上初の2連覇なども含めて8つのタイトルを獲得。かつての名選手が監督としてもすぐに成功を収めたとして称賛を集めていた。
だが、今季のリーガエスパニョーラでの苦戦により状況が一変。宿敵バルセロナに大きく引き離される状況で解任論も持ち上がり、CL決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンに敗れれば解任されるとも予想されているが、1stレグでは3-1の勝利を収めた。
17日の会見では、「監督という仕事は非常に疲れるものだ。レアル・マドリーでは他のどの場所よりもそうだ」とジダン監督は発言。強いプレッシャーの中での仕事に疲労を感じていることを認めている。
「変化を加えなければならない時がやってくるのは明らかだ。だがそれは、監督だけでなく全員にとってのことだ。今はその時ではないが、その時が来るのは確かだ」とマドリー指揮官は続けた。一部では、退任を示唆する発言ではないかとも受け止められている。
リーガでは首位バルサに暫定20ポイントもの大差をつけられており、コパ・デル・レイ(スペイン国宝杯)でも敗退したマドリー。CLでの3連覇も逃してシーズンを終えたとすれば、ジダン監督の去就に注目が集まることになりそうだ。
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