指揮官が香川の状態に言及
また、会見でシュテーガー監督は、香川真司の状態について言及。
「(ボルシアMG戦には)間に合わないだろう。彼はくるぶしに問題を抱えている」
アタランタ戦に続き、18日に行われるボルシアMG戦でも、背番号23は欠場が濃厚のようだ。
代わって先発するのはマリオ・ゲッツェだろうか。今季なかなか調子の上がらなかったドイツ代表MFは、途中出場した10日のハンブルガーSV戦で92分にゴールを決めるなど、少しずつトップフォームに近づいている。アタランタ戦でも62分からの出場で2アシストの活躍。いずれもバチュアイのゴールをお膳立てした。ゲッツェは“新エース”とホットラインを築きつつある。マルコ・ロイスのトップ下起用については、指揮官は「対戦相手によって違ってくるだろう」と変更を示唆した。
そしてアンドレ・シュールレもコンディションを上げている。ドイツ代表ウインガーは、切れ味鋭いドリブルでチームを活性化。2日に行われた対1.FCケルン戦では84分に勝ち越し弾を決め、アタランタ戦でも30分に技ありの先制弾を決めるなど、ここぞというときに決定力を発揮している。16年の7月に加入して以来、少し難しい時間を過ごしてきたシュールレだが、本来の輝きを取り戻しつつあるようだ。
ボルシアMG戦でも勝利を収め、無敗を継続したいドルトムント。バチュアイの決定力だけでなく、復活を遂げつつある2人のドイツ代表にも期待だ。
(取材・文:本田千尋【ドイツ】)
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