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育成主義

text by 編集部

選手を育て続ける、湘南ベルマーレの指揮官・曺貴裁が綴る渾身の一冊。

「心を奮わせて伝えなければ、選手に言葉は届かない」
「出合った選手たちと真剣に対峙する。一期一会だけでは終わらない、“一期一真剣”のマインドがなければ指導者としての責任を果たせない」
「いっさいの利害関係や理屈を抜きにして、預かった選手たちを好きになる」

選手の成長を考え、真正面から対峙する指揮官は何を考え、どのように選手と接するのか。選手を熱狂させる指揮官の指導哲学が詰まった一冊です。

日本サッカー協会副会長・岡田武史氏推薦!
「まっすぐな男が正面からぶつかっていくから曺のチームは一直線に成長していく」

【目次】
第1章 組織論
・一期一真剣
・選手を熱狂させられるか
・選手の無意識に働きかける
・理屈抜きに選手を愛せるか
・叱るのは選手のことを思っているから
・善人ぶるのはくだらない
・一瞬で信頼関係は崩壊する
・坪井慶介のプロフェッショナルな姿勢
など

第2章 育成論 選手の指導に正解はない
・チャンスで普段の生き様が見えることが大事
・目では追いかけ、心では放っておく
・ミスを脳裏に焼き付けなければいけない
・尖っている部分がなければ世界では通用しない
・ひどかったというイメージを抱かせたほうがいい
・選手を見る感覚は親子の関係に似ている
・時間はかかっても絶対にあきらめなかった
・指導者をやめるときまで自問自答は続く
など

第3章 監督論
・100%のエネルギーを注げるか
・ベルマーレから託されたミッション
・全ての決断を下し、全ての責任を負う
・これが湘南のサッカーだと胸を張れる空間
・お金で動かせないものを大事にしたい
など

【著者プロフィール】
曺貴裁(チョウ キジェ)
湘南ベルマーレ監督。1969年1月16日、京都市生まれ。
京都府立洛北高等学校、早稲田大学商学部を卒業後、91年日立製作所に入社し、本社サッカー部(のちの柏レイソル)でプレー。その後はプロ選手として浦和レッズ、ヴィッセル神戸に所属。Jリーグ通算70試合に出場し、97年に現役引退。
その後はドイツのケルン体育大学に留学。2000年に帰国後は川崎フロンターレのアシスタントコーチ、ジュニアユース監督、セレッソ大阪ヘッドコーチを務めた後、05年に湘南ジュニアユース監督に就任。
その後は同クラブのユース監督、トップチームヘッドコーチを経て、12年より現職。チームを3度のJ1昇格、2度のJ2優勝に導き、就任7季目となる18年は監督としては通算4年目となるJ1での戦いに挑む。

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