背番号「44」ではなく「42」を付けるボルシア・ドルトムントのミチ・バチュアイ【写真:Getty Images】
現地時間15日にヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦1stレグが行われ、ボルシア・ドルトムントはアタランタと対戦した。この試合でドルトムントに所属するベルギー代表のFWミチ・バチュアイがブンデスリーガとは違う背番号で出場していた。
今冬の移籍市場でチェルシーからレンタル移籍でドルトムントに加入したバチュアイはリーグ戦では背番号「44」を付けている。しかしELでは背番号「42」を付けているのだ。
理由は欧州サッカー連盟(UEFA)の規約にある。規約によると、同連盟の主催する大会に登録した背番号は同じ選手が着けなければならいのだ。ドルトムントは既に今季チャンピオンズリーグ(CL)に出場した際、背番号「44」を付けた選手を登録していたのだ。その選手とはDFティル・シューマッハである。
シューマッハはトップチームでの出番がなく今冬にチェコのヴィソチナ・イフラヴァに移籍した。彼の入れ替わりにドルトムントに加入したバチュアイは背番号「44」を付ける事になった。
しかしUEFAのルール上、既にシューマッハが「44」で登録していたのでUEFA主催のELに出場する際、バチュアイは他の番号を選ばなくてはならなかった。そして彼は「42」を選択したのだ。
アタランタ戦でも決勝ゴールを含む2得点を挙げるなど加入後3試合で5得点を記録しているバチュアイ。この24歳のベルギー代表ストライカーは今後もリーグ戦とELで異なる背番号を付けチームの勝利に貢献するゴールを決めてくれるのだろうか。
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