ヨーロッパリーグに出場できないピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、UEFAのルールが「ナンセンス」だとかみついた。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。
1月の移籍市場でボルシア・ドルトムントからFWピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得したアーセナルだが、ヨーロッパリーグで起用することができない。ドルトムントがチャンピオンズリーグのグループステージで3位になってヨーロッパリーグに回ったため、規定により移籍先でメンバー登録することができないためだ。
ヴェンゲル監督は、「このルールは、ヨーロッパから消滅しなければいけない。全クラブが一致する考えだと思う」とコメント。「今動いている移籍金を見ると、シーズン途中で5000万、6000万、7000万ポンドという額を費やしている。それでプレーできないというのはナンセンスだ」と主張した。
一流選手をピッチで見られないのは、ファンにとっても損失だ。とはいえ、冬の移籍市場で獲得した選手の起用を認めれば、欧州カップ戦で対戦する可能性のあるライバルの弱体化を図るクラブが出てくるなど、新しい問題があるかもしれない。このルールが今後変わってくるのだろうか。
【了】