パチューカの本田圭佑はティファナ戦に先発出場し勝利に貢献した【写真:Getty Images】
【パチューカ 2-0 ティファナ リーガMX後期第7節】
リーガMX(メキシコ1部)の後期リーグ第7節が現地時間14日に行われ、パチューカはホームにティファナを迎えた。中2日と厳しい日程ではあるが、パチューカの本田圭佑は右サイドMFとして先発出場を果たした。
パチューカはフリーキックのピンチをしのいだ直後の21分、中盤でフリーになったMFエリック・グティエレスが味方とのワンツーを挟んでスルーパスをペナルティエリア内に通す。そこへ巧みな動きでFWアンヘロ・サガルが飛び出し、左足でシュートを流し込んだ。
前半はお互いにチャンスを作りながらも追加点、あるいは同点ゴールを奪えず。先制したパチューカの1点リードで45分間を終えた。
本田は後半途中から味方の選手交代にともないポジションを中央に移した。パチューカは前線のサガルらを中心に何度もシュートチャンスを作るが、ティファナ守護神の好セーブやDF陣の粘り強いブロック、自分たちのミスもありなかなか追加点を挙げることができない。
76分には本田にペナルティエリア手前から直接フリーキックのチャンスが訪れる。後期第5節のモレリア戦では衝撃的な無回転シュートを決めていた日本代表MFだが、今回は壁に立った選手に当ててしまいゴールとはならず。
サガルが右サイドに移ったことで、終盤になって本田は1トップの位置にも入った。そして82分にビッグチャンスが訪れる。ペナルティエリア右手前でパスを受けてドリブルを開始した本田は、相手DFを1人かわしてシュート体勢に。しかし、そこでバランスを崩しシュートはみーとしきらずゴール左へと外れていった。
86分、今度はペナルティエリア左角からのフリーキック。キッカーに立った本田は、今度こそ壁に当てることなく無回転気味の鋭いシュートを枠内に入れるが、今度はGKラユドの正面に飛んでいきセーブされてしまった。
88分、本田はロベルト・エレーラとの交代でベンチに退いた。その直後にパチューカは勝利を決定づける2点目を奪う。右サイドから飛び出したエリック・アギーレが放ったシュートはGKラユドに弾かれたが、こぼれ球に先制点をアシストしたエリック・グティエレスが詰めてリードを広げた。
ティファナを下したパチューカは、前節ベラクルス戦から2連勝を飾った。後期リーグの全試合でゴールを決めるかアシストしていた本田の記録は途切れてしまったが、チームは上位進出へのきっかけを掴んだ。
【得点者】
21分 1-0 サガル(パチューカ)
89分 2-0 E・グティエレス(パチューカ)
【了】