エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】
MF乾貴士の所属するエイバルは、今季リーガエスパニョーラで相手チームに打たれたシュート数が全チーム中で圧倒的に最も少ないという意外なデータを残している。スペイン紙『マルカ』が13日付で伝えた。
リーガ第23節までを終えた時点で、エイバルは10勝5分け8敗の成績で勝ち点35を獲得。5位ビジャレアル、6位セビージャなどと来季ヨーロッパリーグ出場権を争っている状況だ。
好調の要因のひとつは、守備面の変化にあると分析されている。「エリアから遠い位置で守ることを覚えた」エイバルに対し、相手チームは容易にはチャンスを生み出すことができなくなっている。
その結果として、エイバルが今季打たれたシュート数はリーガで最少の181本。1試合平均7.86本という数字だ。首位バルセロナの239本、2位アトレティコ・マドリーの261本という数字を大幅に下回っている。
欧州の主要5大リーグでも、この数字はプレミアリーグ首位のマンチェスター・シティ(172本)に次いで少ないものだという。セリエAで首位を争うナポリ(182本)とユベントス(198本)がエイバルに続いている。
だが、バルサが今季リーガで11失点、アトレティコがわずか9失点なのに対し、エイバルは34失点を喫している。これは順位の割にむしろ多い数字だ。最近12試合では9失点と安定した守備を見せているが、それ以前の11試合で25失点を喫していたことが総失点数に影響している。
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