剥がれた「惜しいチーム」というレッテル
昨年11月のルヴァンカップ決勝で川崎フロンターレに2-0の勝利を収めて優勝を飾ったあと、セレッソ大阪の尹晶煥監督は、「恐れられるチーム」になれそうだと感じられると言っていた。その後の3ヶ月間は、まさにその感覚を裏付けるものだった。
C大阪は2018年も勝利でスタート。元日の天皇杯決勝で横浜F・マリノスと対戦し、延長戦の末に2-1で栄冠を手にした。冬の間には堅実な補強に努め、主力選手を一人も失うことなく新たなオプションをチームに加えて選手層を強化。先週末にはゼロックス・スーパーカップでまたも川崎Fに3-2の勝利を収めて順調に新シーズンの幕を開けた。
これにより、埼玉スタジアムを訪問した最近3試合で3つのタイトルを獲得したことになる。マテイ・ヨニッチは試合後に、「惜しいチーム」というレッテルを剥がすことに成功した今、さらなるタイトルを加えていくことが今季の目標だと語った。
「今年はまたさらにタイトルを狙いたい。できると分かっているからだ」とクロアチア人DFは語る。
「(ルヴァンカップ優勝で)自信がついたことは間違いない。タイトルを獲れると証明できた。その後もう一つタイトルを獲得して、今のチームは自信に溢れている。それを毎回の試合で発揮することができている」
土曜日のスーパーカップでは良い形で試合をスタートさせ、序盤からJ1王者フロンターレに対して主導権を握る。清武弘嗣や水沼宏太、柿谷曜一朗、杉本健勇らは特に自信を持ってプレーできているように感じられた。