ダニ・カルバハル(左)はバルサ時代のネイマール(右)と何度も激闘を演じてきた【写真:Getty Images】
いよいよチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントが始まる。14日にはパリ・サンジェルマン(PSG)対レアル・マドリーが行われる。
CL3連覇を目指すマドリーにとって、大きな懸念はサイドの攻防かもしれない。決勝トーナメントでの出場停止を避けるためグループステージ第5節で故意に警告を受けたとして、DFダニ・カルバハルが出場停止処分に。14日のPSG戦はプレーできない。
よって相手のエース・ネイマールと対峙する右サイドバックはセンターバックが本職のナチョか、トップチーム1年目の若手アクラフ・ハキミの先発が濃厚となっている。
そんな状況で出場停止になったカルバハルは「2人のどちらが先発かはわからない。どちらにも可能性がある」と語った上で、ネイマール封じの大役を任されるである2人に“アドバイス”を送った。スペイン紙『マルカ』が報じている。
「ネイマールを止めるのに、魔法の方程式などないんだ。彼の日ではないことを祈るだけ。僕は水曜日(14日)が彼の日ではないことを願っている」
もはやスペイン代表でも不動の地位を築く右サイドバックですら、ネイマールにはお手上げということか。単純に止める術はないと考えているようだ。では、PSGがマドリーに対して優位に立っているのか。カルバハルの意見は違った。
「こういった戦いに本命なんていない。決勝トーナメントは非常にイーブンで、ほんの少しのディテールが勝負を決めてしまう。僕たちとしてはどんなミスも犯さないようにし、ペナルティエリアの中で正しいことをするだけだ」
カルバハルからバトンを託されたナチョやアクラフは「ミスを犯さず」ネイマールを止め、マドリーに勝利をもたらせるだろうか。
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