PSGのネイマール(左)、キリアン・ムバッペ(中央)、エディソン・カバーニ(右)【写真:Getty Images】
14日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグの試合が行われ、レアル・マドリーがホームにパリ・サンジェルマン(PSG)を迎える。
昨季のCL王者と今季欧州でもっと勢いに乗るチームの一つが早くもベスト16の時点で激突するということで、試合前から大きな盛り上がりを見せているこの一戦。注目すべき点はたくさんあるが、中でも両者の抱える豪華攻撃陣がどのようなパフォーマンスを見せるのかということは、試合の勝敗を大きく左右することとなりそうだ。
スペイン紙『アス』では、マドリーの前線のユニット“BBC”(カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)とPSGの前線の3人“MCN”(キリアン・ムバッペ、エディソン・カバーニ、ネイマール)が今季に記録したゴール数とアシスト数が比較されているが、両者の残した数字には大きな違いが表れている。
今季はリーグ3位と低迷中のマドリーでは、“BBC”の3人が挙げた合計ゴール数は「31」でアシスト数は「13」。内訳は、多い順にロナウドが20ゴール5アシスト、ベイルが7ゴール3アシスト、ベンゼマが4ゴール5アシストとなっている。そもそも“BBC”は、今季3人揃い踏みで出場した試合はほとんどない。
対する絶好調の“MCN”はその約2倍の数字を記録している。公式戦の合計ゴール数は「64」でアシスト数は「34」。新加入のネイマールが、ここまで24ゴール16アシストの期待に応える大活躍を果たしている一方で、これまでチームを支え続けてきたエースのカバーニも27ゴール7アシストの驚異的な数字を残している。モナコから今季レンタル移籍で加入中の若きムバッペも13ゴール11アシストと2人に引けを取らない活躍を見せている。
数字上では大きな差をつけられてしまったマドリーの攻撃陣としては、今季を占うこの大一番での名誉挽回を図りたいところだろう。対するPSGの驚異のユニットは、王者相手にもこれまで通りのパフォーマンスを見せられるかどうかが鍵となりそうだ。
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