マインツの武藤嘉紀【写真:Getty Images】
マインツに所属する日本代表のFW武藤嘉紀に独メディアは揃って厳しい評価を与えている。
現地時間10日、ブンデスリーガ第22節が行われマインツはアウェイでホッフェンハイムと対戦し2-4で敗れた。この試合でフル出場を果たした武藤だったが無得点に終わった。
11日付けの独紙「ビルト」は「6人の選手が評価5」との見出しで大敗したマインツの選手を寸評している。同紙は武藤を「この日本人選手はトップフォームとは程遠い出来だった。90分間で一度だけヘディングシュートで相手ゴールに迫った。それ以外は何もなかった」と厳しく評価しチーム最低タイとなる「5」を与えた。
マインツの地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』でも「5」と低評価を受けた武藤は「15分にヘディングシュートを打つもそれ以外は彼を見つけることが出来なかった」と酷評された。(ドイツの採点は「6」が最低で11段階に分けて表され、数字が小さいほど評価が高いことを意味する)
これでリーグ戦3連敗となり順位も入れ替え戦を戦う16位と低迷するマインツ。そんな状況のなかでもルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)はサンドロ・シュバルツ監督について「我々は彼を信頼している。それは何も変わらない」と解任を否定している。
チーム最多6ゴールを挙げている武藤の活躍なくしてはチームの1部残留も厳しくなるだろう。次節のヘルタ戦で4試合ぶりの得点が期待される。
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