トッテナムのハリー・ケイン【写真:Getty Images】
現地時間10日、イングランド・プレミアリーグ第27節の試合として、トッテナム対アーセナルの「ノースロンドンダービー」が行われた。
今回のノースロンドンダービーは、プレミアリーグでは初となる“聖地”ウェンブリー・スタジアムでの開催。5位対6位という、来季チャンピオンズリーグ出場権を争う上でも重要な一戦は、FWハリー・ケインのゴールによりトッテナムが1-0の勝利を収めた。
この試合唯一のゴールが生まれたのは後半立ち上がりの49分だった。ケインは左サイドのDFベン・デイビスからのクロスに頭で合わせて先制ゴールを記録。リーグ得点ランク単独首位の今季23点目を挙げている。
アーセナルとのリーグ戦のダービーマッチでは、ケインはこれが通算7点目のゴール。かつてアーセナルで活躍したMFロベール・ピレスと並び、1992年のプレミアリーグ創設以来で2位タイとなった。ティエリ・アンリやロビン・ファン・ペルシ、ガレス・ベイル(いずれも5点)といった錚々たる顔ぶれを上回ってる。
だが、ケインと1点差の計8点で歴代1位を守っているのはやや意外とも言うべき選手。トッテナムとアーセナルの両方でプレーしたトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールだ。
アデバヨールはアーセナルで2006年から2008年にかけてダービーマッチ6得点を記録。トッテナムでも2012年に2得点を挙げた。両クラブでノースロンドンダービーに出場して得点を記録した歴代2人目、プレミアリーグ時代では唯一の選手となっている。
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