C大阪のFW杉本健勇【写真:Getty Images】
FUJI XEROX SUPER CUP 2018が10日に行われ、セレッソ大阪が3-2で川崎フロンターレを下した。
ゴールこそ奪えなかったが、杉本健勇は最前線で質の高いパフォーマンスを披露した。強さと巧さを活かしてボールを収めると、味方にパスを繋げていく。彼のキープに呼応するようにC大阪の攻撃は加速した。
26分には山口蛍の先制弾を、48分には清武弘嗣の追加点をアシストするなど、ゴールに絡む働きも見せた杉本。「自分自身もチャンスがあったし、そこはやっぱり決めないと。反省しないといけない」と振り返った日本代表FWだが、今季初タイトル獲得に貢献したのは間違いない。
J1王者を撃破できた要因について、杉本はこう話す。
「一人ひとりが、相手より気持ちが入っていた。『俺らが絶対に勝つ』という気持ちが、この勝利につながったんじゃないかなと」
C大阪は今季、AFCチャンピオンズリーグに臨む。J1との両立でタフなスケジュールとなるが、桜のストライカーは「楽しみながらやりたい」と言う。
「選手として試合がたくさんあるのは光栄なこと。みんなの力が必要になるし、今日来られなかったメンバーも含めて、みんなで一つになって戦いたい」
チームの総合力が問われる今季、杉本はどのようなプレーを見せるだろうか。
(取材・文:青木務)
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