C大阪の尹晶煥監督【写真:Getty Images for DAZN】
FUJI XEROX SUPER CUP 2018が10日に行われ、セレッソ大阪が3-2で川崎フロンターレを下した。
26分に山口蛍のゴールで先制すると、後半立ち上がりの48分に清武弘嗣がネットを揺らしてリードを広げる。78分にも新加入の高木俊幸が得点を挙げ、今季最初のタイトルを獲得した。
試合後、C大阪の尹晶煥監督は選手たちを評価した。
「まず今年初の公式戦を勝利で締めることができて、本当に嬉しく思う。休みも多くなく、練習の期間も長くはなかったが、全ての選手が集中力を保ってやってくれた。今年1年通してやっていかないといけない部分を、選手たちが示してくれた」
川崎Fに対してボールを保持しながら、速く迫力のある攻撃を展開。最前線の杉本健勇を起点に周囲の選手も躍動し、順調な仕上がりを見せた。
「去年やってきた部分があり、自信を持ちながら試合ができた。その部分を継続していきながら、勝利という結果で示すことができたのは大きなこと」
14日にはAFCチャンピオンズリーグがスタートし、C大阪はアウェイに乗り込み済州と対戦する。
「ACLというのは日本のチームではなく韓国や中国のチームと戦うことになる。スタイルもそれぞれ変わってくるので、そこにしっかり合わせていく必要があると考えている」(尹監督)
完成度の高さを示したC大阪は、誰が出ても変わらぬ強さがある。高木がゴールを決め、ヤン・ドンヒョンも存在感を示すなど新加入組も効果的な働きを披露した。
アジアの戦いでも、チーム力を存分に発揮したいところだ。
(取材・文:青木務)
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