チェルシーに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタは、場合によっては今シーズン中に復帰できない可能性もあるのかもしれない。アントニオ・コンテ監督が示唆したとして、英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。

　モラタは昨夏レアル・マドリーからチェルシーに加入し、シーズン前半戦にはチームの得点源として活躍。だが先月17日に行われたFAカップ3回戦のノリッジ・シティ戦で退場となって以来、その後の公式戦5試合を欠場している。

　背中を痛めているとのことだが、復帰の見通しは立っていないようだ。コンテ監督は9日の会見で、「モラタは非常に重要な選手だが、長い間離脱している。いつまで欠場するのか分からない」と語った。

「背中の痛みを解決する方法を見つけるのに苦労しているところだ。1日かかるのか、1ヶ月なのか、今シーズン中なのかと聞かれても私には分からない。だから少し心配している」と指揮官は話している。

　一方で、来季以降の去就も不確かであることが話題となっている。モラタはスペインのテレビで、「僕のために大きな努力をしてくれたチェルシーのことを尊重しなければならない。ここですごく満足している。だが、マドリーはいつもマドリーだ」とコメント。古巣マドリーへの復帰の可能性を示唆したと受け取られている。

　チェルシーはボーンマスに0-3、ワトフォードに1-4と格下に2試合連続の大敗を喫し、コンテ監督の解任も噂される苦しい状況に陥っている。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のバルセロナ戦も20日に迫っているが、モラタを欠いての戦いとなるのだろうか。

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