レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
ジネディーヌ・ジダン監督に見切りをつけられたイスコは、夏にレアル・マドリーを去ることになるのではないか。スペインでは国内屈指の実力者の今後に注目が集まっている。
だが、その噂をジダン監督が自ら否定した。スペイン紙『マルカ』などが報じている。
現地時間10日に行われるレアル・ソシエダ戦に向けた記者会見に出席したマドリーの指揮官に対し、当然イスコについて質問が飛んだ。するとジダン監督は「(イスコ退団の噂は)嘘だ」と断言した。
「イスコにはこのチームと共にいてもらいたいし、一生ここで過ごしてほしい」
ジダン監督はイスコの残留を願っているようだ。ガレス・ベイルの復調にともなってベンチに座らせることが多くなっても、フランス人指揮官はスペインの至宝が示してきた実力を高く評価している。「彼は素晴らしい。これまで(実力を)見せてきたし、今後も常に見せてくれるだろう」とも述べた。
ベイルが負傷離脱中は前線に君臨するカリム・ベンゼマとクリスティアーノ・ロナウドの2トップと、中盤をつなぐ橋渡し役として重用されてきたイスコ。ただ、過去にも放出候補に挙げられるなど、卓越したパフォーマンスを披露しているにもかかわらず全幅の信頼を寄せられるまでには至っていない。
ベンチから定位置奪還を目指すか、あるいはより多くの試合に絡める環境へと移るか。後半戦の活躍ぶりがマドリーでの将来を左右することになりそうだ。
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