イスコは夏にレアル・マドリーを去ることになるのか【写真:Getty Images】
レアル・マドリーはシーズン終了後の移籍市場で、スペイン代表MFイスコの放出に動くようだ。スペイン紙『アス』が報じた。
イスコは今季、チームに欠かせない攻撃のキープレーヤーとしてトップ下で起用されることが多かった。リーグで戦は現時点で18試合出場5得点4アシストと結果も残している。しかし、ガレス・ベイルが負傷から復帰するとあっさり先発メンバーの座を明け渡してしまった。
マドリーのジネディーヌ・ジダン監督はイスコを起用する際、中盤をダイヤモンド型にする4-4-2を基本布陣にしていたが、ベイル復帰後は同選手を右サイドに置く4-3-3に回帰した。「BBC(ベイル、ベンゼマ、C・ロナウド)」が揃った今、もともと評価の高くないイスコはベンチに座らせる選択肢しかないようだ。
昨季までは放出候補の1人だったイスコは、自らの実力で残留を勝ち取りアピールを続けてきた。それでもジダン監督のお眼鏡にはかなわなかった。今ではバイエルン・ミュンヘンへの期限付き移籍で復活しつつあるハメス・ロドリゲスの方がマドリーの指揮官からの評価は高いとも言われる。
毎年のように放出の話が出ては引っ込みを繰り返しているイスコ。数少ないスペイン人選手としてファンから高い人気を誇る“魔術師”は、今度こそマドリーを退団することになってしまうのだろうか。ジダン監督の去就にも注目が集まる中、両者の今後から目が離せない。
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