バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督が、今季低調ぶりを見せているレアル・マドリーについて語った。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
マドリーは今季、国内リーグでは1試合未消化の状態も首位のバルセロナとは勝ち点差16も離れた4位に、コパ・デル・レイでは準々決勝でレガネスに敗北し早期の敗退を強いられた。FWクリスティアーノ・ロナウドやFWカリム・ベンゼマら攻撃陣の不調ぶりは著しく、チャンピオンズリーグ(CL)とリーグ戦の2冠を達成した昨季の面影は見られない。
しかし、過去にマドリーでCL制覇の経験も持つバイエルンのハインケス監督は、その状態は「いたって普通のことだ」と指摘。過去の経験から考えて、マドリーが復調する可能性は十分にあると考えているようだ。
「マドリーはヨーロッパにおいていいチームを備えている。我々が1998年にチャンピオンズを制覇したときも、リーグは4位で終えた。私は経験から決してマドリーをなめてはいけないことを知っている」
復調のきっかけとなりそうなのは、2月から再開されるCL決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン(PSG)戦だろう。ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペなどトップレベルの選手を揃えるチームが相手だからこそ、勝利したときには大きな自信を手に入れることができるはずだ。ハインケス監督は、マドリーの勝利を信じている。
「マドリーをCLから除外してはならない。彼らにはPSGよりも多くの経験がある。ずっと多くのだ。最終的には彼らが勝ち抜くと思う」
そう語るハインケス監督のバイエルンも、同じく厳しいCLの決勝トーナメントを再び戦うことになる。相手は、グループGを首位で突破したトルコのベジクタシュだ。
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