ローマの黄金期支えた「スーペル・マルコ」
ローマで活躍したマルコ・デルヴェッキオ【写真:Getty Images】
マルコ・デルヴェッキオ(元イタリア代表/現役引退)
生年月日:1973年4月7日(44歳)
インテル在籍:1990年-1992年、1994年-1995年(公式戦37試合5得点)
キャリアの大半をローマで過ごしたマルコ・デルヴェッキオは、同クラブのリーグ優勝などに貢献し、クラブの黄金期を支えた選手である。FWながら献身的な守備にも定評があるプレーヤーであり、当時ヴィンチェンツォ・モンテッラなどの絶対的エースを擁していたローマにおいて、攻撃面だけでなく守備面での貢献度も大きかった。
ローマ時代のイメージが強いデルヴェッキオだが、実はインテルの下部組織出身である。1990年にトップチームに昇格を果たしたものの、デビューはその2年後の1992年まで待たなければならなかった。その後は移籍を繰り返し、1994年に一度はインテルへ戻りまずまずの活躍をみせたが、その翌年の1995年にローマへと加入している。
インテルを去ってからのデルヴェッキオは、ローマでの活躍が認められてイタリア代表にも度々招集されるようになった。は「スーペル・マルコ」と称され、ファンの記憶に強く刻まれている。
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