がんの再発を乗り越え戦列復帰を果たしたDFイェライ・アルバレス【写真:Getty Images】
アスレティック・ビルバオに所属するDFイェライ・アルバレスが、戦列復帰を果たした。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
4日、スペイン・リーガエスパニョーラ第22節のジローナ対ビルバオの試合が行われ2-0でホームのジローナが勝利。ビルバオは敗北を喫してはしまったものの、昨年6月に精巣がんの再発が発覚していたクラブの生え抜きDFイェライが259日ぶりにピッチに姿を見せた。
イェライは、リーガ第18節のアラベス戦、21節のエイバル戦で既にベンチ入りメンバーには入っていたものの、出場することはなかった。「世界がんデー」とされる2月4日に復帰を果たすことができたことは、本人にとっても特別な意味を持ったはずだ。
「世界がんデーの復帰は、克服できるということへのお手本だ。僕はサッカー選手としてだけではなくて、一人の人間としても成長することができた。ピッチに立つことができてとても幸せだ」
昨年にがんの再発が発覚した際は、ビルバオのチームメイト全員が頭を坊主にして共に闘う姿勢を示していた。イェライの戦列復帰は、選手個人でなくチーム全体にとっても嬉しいニュースとなった。
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