今シーズンのセリエAでは、リーグ史上屈指の熾烈な首位争いが繰り広げられていると言えそうだ。23試合を終えた時点での勝ち点数は、首位のナポリが歴代2位タイ、2位のユベントスが歴代単独1位となっている。

　6連覇中の絶対王者ユベントスは、現地時間4日に行われたサッスオーロ戦にも7-0の大勝を収めて現在7連勝中。19勝2分け2敗で勝ち点59という結果を残している。例年であれば首位に立っていても全くおかしくない成績だ。

　伊データサイト『numericalcio.it』によれば、23試合を終えた時点での2位チームの勝ち点数としては、この数字は歴代で単独最多。2005/06シーズンに勝ち点54を獲得していたインテルを5ポイントも上回っている。

　だが、ナポリはそのユーベをも上回るペースで勝ち点を重ねている。ここまで19勝3分け1敗を記録し、勝ち点は60。こちらは23試合時点の成績としては、同じく2005/06シーズンにユーベが記録していた勝ち点62に次ぐ2位タイの数字となっている。

　他には2006/07シーズンのインテルと2013/14シーズンのユーベも23試合で勝ち点60を記録していた。今季ユーベの勝ち点59という成績は、23試合時点での首位チームと比較しても歴代5位タイにランクインする成績だ。

　ユーベが前人未到の7連覇を達成するのか、ナポリがディエゴ・マラドーナの在籍した時代以来28年ぶりの優勝を成し遂げるのか。今後も激しい争いが続いていくかもしれない。

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