元ミラン監督のクラレンス・セードルフ氏【写真:Getty Images】
スペイン1部のデポルティボは、クリストバル・パラロ監督の解任を4日に発表した。後任監督には、元オランダ代表のクラレンス・セードルフ氏の就任が確実視されている。
デポルティボは昨季途中からチームを率いていたペペ・メル前監督を10月に解任。セカンドチームを率いていたクリストバル監督に指揮が委ねられたが、成績不振を脱することはできず、2日に行われたレアル・ソシエダ戦に0-5で大敗したあと再び監督交代の決断が下された。
後任を務めるのは、41歳のセードルフ氏となりそうだ。スペイン紙『マルカ』は、同氏が5日朝にもデポルティボとの契約を交わす見通しだと伝えている。
セードルフは現役時代にアヤックスやレアル・マドリー、インテル、ミランなどで活躍。異なる3チームでチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた史上唯一の選手でもある。2000年にマドリーを去って以来、18年ぶりにスペインで仕事をすることになりそうだ。
2014年1月にはブラジルのボタフォゴを退団し、そのまま現役を引退してミランの監督に就任。同じく1月から加入していた本田圭佑も指導したが、シーズン終了後に解任される結果に終わった。2016年には中国2部の深セン宇恒でも監督を務めている。デポルティボでは、降格圏の18位に低迷するチームを残留へ導くことが求められる。
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