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サラー圧巻2発もリバプール悔しいドロー。トッテナム、終盤2つのPKは疑惑つき

text by 編集部 photo by Getty Images

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サラー2ゴールもトッテナムとドロー【写真:Getty Images】

【リバプール 2-2 トッテナム プレミアリーグ第26節】

 現地時間4日に行われたプレミアリーグ第26節のリバプール対トッテナムは、2-2の引き分けに終わった。

 サラーとケインのプレミアリーグ・トップスコアラー対決にも注目が集まったこの一戦。前者がいきなり結果を出す。

 開始3分、敵陣に入ったリバプールはボールを失ってしまう。しかし、トッテナムはダイアーが後ろに下げたボールがサンチェスと合わず、ボールはゴールの方向へ。これに反応したサラーが抜け出すと、GKとの1対1を落ち着いて制し、リバプールが先制した。

 その後、前半はリバプールペースで試合が進み、トッテナムはなかなかチャンスをつくれない。

 後半に入ると、トッテナムは少しずつ盛り返した。71分にラメラ、79分にワニャマを投入してゴールを目指す。すると、この采配が的中。80分、左からのクロスをGKが弾いてボールがペナルティエリアを出ると、ワニャマがダイレクトでシュート。豪快に決めて1-1となった。

 さらにトッテナムは84分に決定機をつかむ。スルーパスに反応したケインが抜け出すと、GKと接触して転倒。PKが与えられる。ケインの位置がオフサイドだったのではないかということで主審が副審と話すが、判定は覆らない。

 だが、プレミアリーグ通算100ゴールが懸かったケインは、このPKをカリウスに止められてしまい、トッテナムは逆転に失敗した。

 こうなると、ペースはリバプールへ。決めたのは、エースだった。後半アディショナルタイム、ペナルティエリア右の深い位置でボールを持ったサラーがドリブルを仕掛けると、見事な個人技で2人をかわしてシュートに持ち込み、リバプールが勝ち越した。サラーは今季のリーグ戦得点数が21となり、この時点でケインと並んだ。

 だが、試合はまだ終わらない。トッテナムに残り時間で攻め込まれると、ペナルティエリア内で浮いたボールをリバプールはファン・ダイクが足でクリアしようと左足を振りかぶった。そこに後ろからラメラが現れて体を入れ、ファン・ダイクは足を止めきれずラメラに触ってしまう。ラメラは大げさに転倒すると、主審は再びPKを宣告。今度はケインが外さずにプレミア100ゴールを達成し、トッテナムが土壇場で追いついた。

 試合は2-2で終了。クロップ監督は試合後、審判団に抗議をする選手たちを引き離し、ピッチをあとにした。

【得点者】
3分 1-0 サラー(リバプール)
80分 1-1 ワニャマ(トッテナム)
90+1分 2-1 サラー(リバプール)
90+5分 2-2 ケイン(トッテナム)

【了】

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