ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、チームを復調に導きつつある現状にも浮かれることはなく、華麗ではなくとも堅実に戦い続ける姿勢を強調した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

　今季も上位争いから取り残されたミランは11月にヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督を解任し、ガットゥーゾ監督が就任。すぐに結果が上向くことはなかったが、1月に入ってからリーグ戦で3連勝を収め、浮上の気配を見せている。

　第22節を終えた時点でミランは7位。このまま白星を重ねていけば、来季のチャンピオンズリーグ（CL）やヨーロッパリーグ（EL）出場権獲得をうかがうことも不可能ではないかもしれない。

　だがガットゥーゾ監督は、「現時点では我々はCLどころかEL圏内にもいない。サンプ（ドリア）の方が上にいるからだ。1試合1試合考えていこう。2ヶ月前にどういう状態だったのか、忘れないようにしようじゃないか」と楽観ムードに釘を刺す。

「我々はブラッド・ピットではない。私のように醜い髭面であるべきだ。カリメロのように黒くて構わない」とガットゥーゾ監督。ハリウッドのイケメン俳優とイタリア生まれのアニメキャラクターを引き合いに出し、自身のチームの姿勢を表現した。

　現地時間4日には、ミランはアウェイでウディネーゼと対戦する。この試合にも勝って4連勝を収めたとすれば、2014年4月以来約4年ぶりの好成績となる。

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