フォルトゥナ・デュッセルドルフの原口元気【写真:Getty Images】
ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表FW原口元気は、脳しんとうのため一時離脱を強いられる見通しとなった。クラブが3日に発表している。
冬の移籍市場でデュッセルドルフに加入した原口は、初先発となったカイザースラウテルン戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたのに続いて、現地時間2日に行われたザントハウゼン戦でもCKから先制点をアシスト。だが後半開始直後、思わぬアクシデントに見舞われてしまった。
原口とザントハウゼンのMFフィリップ・クリングマンが競り合った際に頭を強打し、両選手とも交代を余儀なくされた。原口はチームスタッフに付き添われつつ歩いてピッチを出たが、クリングマンは担架で運び出され、より強い衝撃を受けた様子だった。
翌3日には、両クラブが検査結果を発表。デュッセルドルフの発表によれば、原口は脳しんとうと診断されたとのことだ。当面は練習参加を見合わせた上で、今後の見通しについては改めて発表を行うとされている。
一方、クリングマンの方はやはり原口よりも重傷だった。当初は「脳しんとうの疑い」だとされていたが、頭蓋骨骨折と診断されたことをザントハウゼンが発表した。現在同選手はデュッセルドルフ大学病院に入院しており、さらなる検査のため今後数日同病院にとどまる予定となっている。
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