メスの川島永嗣【写真:Getty Images】
フランス・リーグアン第24節のマルセイユ対メス戦が現地時間の2日に行われ、ホームのマルセイユが6-3の勝利を収めた。マルセイユのDF酒井宏樹、メスのGK川島永嗣はともにフル出場している。
ゴールを守った川島にとっては辛い夜となってしまった。前半9分までに2点を奪われると、その後も次々と失点。終盤にはメスも反撃に転じたが、マルセイユに大量6点を許す結果となった。
大量失点は必ずしも川島だけの責任ではないだろう。地元紙『レプブリカン・ロラン』は、「川島にとって悪夢のような夜」と試合について伝えつつ、「守備陣に助けられなかった」とメスのDF陣のプレーにも失点の原因を帰している。
だがやはり6失点ということで、当然ながら守護神への評価も厳しい。『Maxifoot』では川島に採点「2」をつけており、3人のDFと並ぶチーム最低点タイ。「大惨事のようなスタートで試合が完全に決まった。3点目の場面での中途半端な飛び出しには責任がなかったわけではない」と評されている。
『Homme du Match.fr』でもチーム最低タイの「3」という評価。こちらでも「悪夢の夜」と表現され、川島は「マルセイユ攻撃陣の決定力の前で一人の観客にしかなれなかった」と述べられている。
一方で、勝者の一員となった酒井への評価は分かれている。『Homme du Match.fr』では採点「6.5」をつけ、攻守両面に好プレーを見せていたと評価。だが『Maxifoot』ではチーム最低タイの「5」で、プレーに大胆さが欠けていたと苦言を呈している。
【了】