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香川真司 7年前

香川真司とホットライン開通も。ドルトムントの新エースがもたらした自信と希望

勝ち切れない戦いが続いていたボルシア・ドルトムントに救世主が現れたか。ピエール=エメリク・オーバメヤンが去りし後、チェルシーからやってきたばかりのミチ・バチュアイが、いきなり2ゴール1アシストを記録して実力を証明して見せた。香川真司も新エース加入の効果を実感している。(取材・文:本田千尋【ケルン】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川真司とバチュアイ、新たなホットライン開通か

香川真司
バチュアイが移籍後初ゴールを含む2発。香川真司はさっそく新エース加入の効果を実感している【写真:Getty Images】

 “新エース”がポテンシャルを見せつけた。2月2日に行われたブンデスリーガ第21節、対1.FCケルン戦。チェルシーからレンタルで獲得されたミチ・バチュアイが、ボルシア・ドルトムとの1トップで先発出場する。

 前半が始まってしばらくは、周囲との連携が噛み合わなかった。31日に合流したばかりなのだから無理もない。しかし、そのまま見せ場なく終わることはなかった。試合の中で“調整力”を発揮。しだいに「ストライカー」としての能力を見せていく。

 バチュアイは21分にアンドレ・シュールレとのコンビネーションから、ゴール前に入ってシュートまで持ち込む、そして35分には移籍後初ゴールを挙げる。香川真司が左サイドに大きく展開し、イェレミー・トルヤンが深くえぐって折り返したボールを、フリーの“新エース”が左足ダイレクトで突き刺した。3戦連続ドローで不振に喘いでいたチームに貴重な先制点をもたらす。44 分にもオフサイドの判定で取り消されたが、似たような形からシュートを決めている。

 新加入のベルギー人FWについて、香川は「これから楽しみです」と語った。

「やっぱり収まるし、体強いので、ポストプレーもできる。簡単にやることはやるし、感覚っていうところもすごくできるところはあるので、これから楽しみです」

 背番号23が展望する、ホットライン開通の予感。

「やはりああいうタイプがなかなかいなかったというか、そういう意味では僕は楽しみにしているし、また違った色を出していけたらいいのかなあと思います。コンビネーションというか、周りと一緒に崩していくタイプだと思うんで、プラス万能型というか、やっぱりなんでもできるのかなという印象はあるので、こっちとしてはすごく、生かす方法もあるし、生かし、生かされる、ということができるところがある」

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