インテル行きが決まらなかったハビエル・パストーレ【写真:Getty Images】
インテルはパリ・サンジェルマンのMFハビエル・パストーレの獲得に失敗した。だが、スポーツディレクターのピエロ・アウジリオ氏は、そもそも獲得が難しかったと語っている。イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
パストーレはアルゼンチン代表としてロシアワールドカップへ行くため、コンスタントな出場機会を求めていた。かつて過ごしたイタリアには愛着を持っており、インテル移籍に前向きな様子を見せている。だが、クラブ間の交渉がまとまらず、移籍は実現していない。
これについてアウジリオ氏は「パストーレについての話し合いはなかった」と驚きの発言。「我々は完全移籍オプション付きのレンタルしか選択肢がなかった。だが、パリ・サンジェルマンは一度もその条件をオープンにしなかった。だから、私にとって話し合いなんてなかったということだ」と話している。
ただ、多くのインテルファンはパストーレの到着を待ちわびていた。獲得失敗という現実を受けて、蘇寧グループ会長の息子であるスティーブン・チャン氏のSNSにはファンからメッセージが相次いでおり、「カネがないならクラブを売却して家に帰れ」といった厳しい声が届いている。
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