左からファン・ダイク、コウチーニョ、アカンジ、ペッレグリ、リロラ【写真:Getty Images】
ヨーロッパ主要5大リーグの冬の移籍期間が終了した。1月の移籍市場では、プレミアリーグが最も多くの資金を市場に投じている。移籍情報サイト『transfermarkt』がデータを紹介した。
今冬もイングランドの資金力は圧倒的だった。プレミアリーグのクラブは1月の移籍市場で約4億766万ポンド(約738億7300万円)の支出となっている。2位はスペイン・ラ・リーガで2億4903万ポンド(約385億9500万円)。首位と2位で大きな開きがある。
ただ、2位とそれ以下の差も大きかった。ドイツ・ブンデスリーガ1部は1月の市場で6543万ポンド(約101億4200万円)を使っている。フランス・リーグアンが4914万ポンド(約76億1700円)、イタリア・セリエAが2213万ポンド(約34億3000万円)だった。
リーグ別の最高額取引は、プレミアリーグがサウサンプトンからリバプールへ移籍したDFフィルジル・ファン・ダイクで7092万ポンド(約110億円)。ラ・リーガは、リバプールからバルセロナへ移籍したMFフィリッペ・コウチーニョの1億800万ポンド(約167億4000万円)が最高額だ。
その他のリーグは若手に大金を投じた形となっている。ブンデスリーガ最高額はドルトムントに加入した22歳のDFマヌエル・アカンジの1935万ポンド(約30億円)。リーグアンはジェノアからモナコへ移籍した16歳のイタリア人FWピエトロ・ペッレグリの1890万ポンド(約29億3000万円)となっている。セリエAは、サッスオーロが20歳のDFポル・リロラをユベントスから完全移籍させるために支払った630万ユーロ(約9億7700万円)とされている。
一方で収支のバランスではセリエAがトップで5191万ポンド(約80億5000万円)。2位がブンデスリーガ、3位がリーグアンとなっており、上位2リーグは赤字となっている。ラ・リーガは1億1312万ポンド(約175億3400万円)、プレミアリーグは8495万ポンド(約131億6700万円)のマイナスだった。
※移籍金のデータは全て『transfermarkt』参照。
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