ミチ・バチュアイのドルトムント移籍が決定【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは現地時間31日、チェルシーからベルギー代表FWミチ・バチュアイの期限付き移籍加入を発表した。契約は今季終了までで背番号「44」に決まっている。
バチュアイは母国ベルギーのスタンダール・リエージュでプロキャリアをスタートさせ、フランス1部のマルセイユでの活躍が認められ昨季チェルシーに加入した。プレミアリーグでの1年めは20試合に出場して5得点と期待に応えられたとは言えなかったが、リーグ優勝を決めるゴールを奪っていた。
さらなる飛躍を期して臨んだ今季だったが、アントニオ・コンテ監督の信頼を失って出場時間はほとんど与えられず。結局、ロシアワールドカップ参戦を見据えて出場機会を得るべくドルトムントへの移籍を決断した。
ピエール=エメリク・オーバメヤンがアーセナルへと去ったドルトムントにおいて、バチュアイはエースの後釜という重責を担う。ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「ミチは非常に若く、高い得点率で印象の強い、興味深いストライカー。そしてチェルシーやマルセイユ、ベルギー国内リーグ、代表でもすでに素晴らしさを証明してきた」と大きな期待を寄せる。
バチュアイ自身もドルトムントの公式サイトで「自分の大きな目標のために来た。できるだけたくさんの試合に出場して、たくさんのゴールを決めたい。夏にはワールドカップに参加する」と強い意気込みを語っている。
また、新天地へ移るベルギー代表FWはツイッターもう更新し、ドイツ語で「こんにちは、ブンデスリーガ。お元気ですか?」と挨拶したうえで「ドルトムントでバットマンの仕事が空いていると聞いて、引き継ぐことに決めた」とジョークを飛ばした。
「バットマン」というのは、かつてのエース・オーバメヤンがゴール後に度々披露していたマスクパフォーマンスのこと。これまでバットマン以外にもスパイダーマンなどいくつかのバリエーションがあった(もちろんどれもイエローカードを頂戴した)が、バチュアイもドルトムントで「バットマン」になれるだろうか。ゴールを決めた後のパフォーマンスにも注目が集まりそうだ。
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