北朝鮮出身のFWハン・グァンソンはペルージャで武者修行中【写真:Getty Images】
現在セリエAのカリアリからセリエBのペルージャへ期限付き移籍中の北朝鮮人FWハン・グァンソンは、この冬にユベントス移籍が噂されていた。しかし、その夢物語は夢のまま終わってしまいそうだ。
伊『スカイ』が報じたところによれば、ユベントスとカリアリは移籍市場最終日の31日にランチミーティングを行ったという。その場でハン・グァンソンの取引について話し合われたようだが、交渉は破談に終わったとのこと。
ユベントスはハン・グァンソンの獲得に必要な移籍金の半分を、将来有望な若手2選手の譲渡に代えて交渉成立を狙った。現在ペルージャにレンタル中のFWアルベルト・チェッリと、U-19チームに所属する17歳のMFファブリツィオ・カリガーラの2人の保有権譲渡をカリアリに提案したが却下されてしまったようだ。
これにより北朝鮮出身のハン・グァンソンが、アジア人初のユベントス所属選手になる可能性は一旦消滅となる見込み。今季のペルージャへのレンタルは継続され、カリアリが保有する選手のままとなる。それでも19歳にしてセリエBで17試合出場7得点は立派な成績に違いなく、夏の移籍市場でも人気銘柄となりそうだ。
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