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森岡亮太が加入、アンデルレヒトを知る5つのトピック。CL常連、育成の名門で飛躍なるか【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

各国代表クラスが揃う攻撃陣。森岡亮太にチャンスは?

アンデルレヒト
森岡亮太(中央)とポジション争いをするとみられるゲルケンス(左)。ハーゼブルック監督(右)の存在は追い風か【写真:Getty Images】

アンデルレヒトの主な現所属選手

▽GK
マッツ・セルス(ベルギー代表)

▽DF
ウロシュ・スパイッチ(セルビア代表)
イバン・オブラドビッチ(セルビア代表)

▽MF
マッシモ・ブルーノ(ベルギーU-21代表)
スベン・クムス(ベルギー)
レアンデル・デンドンカー(ベルギー代表)
ピーター・ゲルケンス(ベルギーU-21代表)

▽FW
ヘンリー・オニェクル(ナイジェリア代表)
アレクサンドル・キプチュ(ルーマニア代表)
ウカシュ・テオドルチュク(ポーランド代表)
フランシス・アムズ(ベルギーU-19代表)

 今季のアンデルレヒトの陣容はやはり国内屈指。だが、昨季ほどの勢いはない。昨年10月のハイン・ファンハーゼブルック監督就任後も波に乗れず、首位クラブ・ブルージュに12ポイントも水をあけられての3位に甘んじている。

 勢いが出ない最大の要因は前線の迫力不足。昨季22ゴールのポーランド代表FWウカシュ・テオドルチュクが開幕からスランプに陥って、ここまで4得点と鳴かず飛ばず。昨季のオイペンで大ブレイクを果たした20歳のナイジェリア代表FWヘンリー・オニェクルも、9ゴールでチーム内得点王として奮闘していた矢先にシーズン絶望の大けがを負ってしまった。

 ハーゼブルック監督が採用するのは、昨季率いたヘントと同じ3-4-2-1で、森岡亮太は2シャドーでの起用になると見られる。最近の試合で同ポジションに起用されている若い2人、ピーター・ゲルケンスとフランシス・アムズは前者が3ゴール1アシスト、後者は18歳で下部組織から昇格したばかり。それらを踏まえれば新加入の森岡が定位置を奪取するチャンスは十分にある。

 攻撃陣には欧州の代表クラスが揃っており、ワースラント=ベフェレンよりも良質なチャンスに恵まれているだけでなく、森岡自身のパフォーマンスがより結果に繋がりやすい状況に違いない。

 またハーゼブルック監督は昨季、ヘントで久保裕也を2シャドーの一角で起用してブレイクさせた実績を持つ。日本人選手の強みや扱い方を熟知した指揮官の存在も、森岡の活躍を後押しするかもしれない。

【了】

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