活躍に反して…“アンチな”報道が先行
冬のメルカートも佳境に入った昨今、今季パリ・サンジェルマンに入団したばかりのネイマールについて、レアル・マドリー行きの可能性がさかんに報じられている。
さすがにこの冬は動かないだろうから、より可能性があるのはこの夏だろうが、27日に行われた23節のモンペリエ戦のあと、ナセール・アル・ケライフィ会長が久々にミックスゾーンに姿を現して、なかば失笑気味、といった表情で噂を否定した。
「この話を聞くと思わず笑ってしまう。なぜなら完全な捏造ニュースだからね。ネイマールはここでとても満足しているし、彼の契約は5年間。まだ4年半も残っているんだよ。それよりいまは、2月14日のレアル・マドリー戦という重要な一戦にそなえる必要がある」
契約があと何年うんぬんは、あってないような話なので、移籍しない、という確約にはならないし、リーグ1ではあまりに大勝ばかりで、勝負魂が燃えないんじゃないか? とも感じるから、PSGが最大目標とするチャンピオンズリーグ優勝を達成でもすれば、ありえなくもないのかな、と思う。
よって会長の発言が完全な火消しになったとは思えないが、ネイマールがフランスに来てからというもの、ネガティブな報道が多いのは気になるところだ。
メッシやロナウドと並ぶ世界トッププレーヤーの一角であるネイマールは、リーグ1を大いに盛り上げてくれる存在であるはずだった。それなのに、シーズンが始まって間もない9月の第6節、リヨン戦で、エディンソン・カバーニとPKを奪いあった件を発端に『カバーニとの確執説』が浮上して以来、彼の活躍に見合わないアンチな報道ばかりだ。