リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、本来10分間はあるはずだったアディショナルタイムが、テレビ局の都合により4分間に大幅短縮されたと主張している。英紙『テレグラフ』など複数メディアが伝えた。
リバプールは現地時間27日に行われたFAカップ4回戦の試合でウェスト・ブロムウィッチと対戦。前半のうちに3失点を喫し、ホームで2-3の敗戦を喫する結果に終わった。
だがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるビデオ判定がなければ、点差はもっと開くことになっていたかもしれない。前半にはVARによりウェスト・ブロムの得点が取り消される場面や、リバプールにPKが与えられる場面があった。
前半だけでVARにより3回試合が止められたほか、2人の選手が負傷して交代。そのため4分間という前半にしては長めのアディショナルタイムが取られたが、クロップ監督はこれが不当に短かったと主張している。
「私が聞いた話では、実際の前半のアディショナルタイムは10分のはずだった。4分以上にはできないとテレビ局が言っていたと聞いた。他に放送するものがあるからといって試合をカットするなどあり得ないことだ。10分なら10分でなければならない」とリバプール指揮官は試合後に述べた。テレビの都合でアディショナルタイムが短縮されたという話は第四審判から聞いたものだという。
だが、試合を放送した英『BTスポーツ』はクロップ監督の言い分を否定。「放送局として我々は、アディショナルタイムに関して主審が下す決断に何の関係も持たない」と声明を出している。
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