マンチェスター・シティに加入するエメリック・ラポルト【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは30日、アスレティック・ビルバオに所属していた23歳のフランス人DFエメリック・ラポルトを獲得したことが決定したとして発表を行った。
ラポルトとの契約は2023年までの5年半となる。背番号は14番を着用することが決定している。移籍金は公表されていないが、英複数メディアの報道によれば、ビルバオとの間で契約解除金に設定されていた5700万ポンド(約87億5000万円)の満額が支払われるという。
2015年に5500万ポンドで獲得したMFケビン・デ・ブルイネを上回り、シティのクラブ史上最高額補強となる。DFの選手としては、この冬にリバプールがサウサンプトンから獲得したフィルジル・ファン・ダイクに次いでサッカー界歴代2位となる金額だ。
「シティは、多くの野望を持ったクラブで、現在欧州でベストクラブの一つだ。ペップ・グアルディオラ監督の下でプレーできることを楽しみにしている。成功をクラブにもたらすために、手助けをしたい」とラポルトはシティ加入に際してコメントを述べている。
身長191cmの長身センターバックであるラポルトは、2010年にビルバオ下部組織に加入し、Bチームなどでのプレーを経て2012年にトップチームにデビュー。6シーズンで公式戦通算222試合に出場して10ゴールを挙げた。
フランスの各年代の代表チームでプレーしてきたが、まだA代表での出場歴はない。昨年10月には初招集を受けており、今年夏のワールドカップに向けてメンバー入りする可能性もあるかもしれない。
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